ずっとゆりに謝りたかった
俺がいじめられてても
俺がどんなにやつれようと
俺はやっぱりゆりが好きだった
ゆりにどう思われようと。
だから俺が勇気を出せば
俺が指輪をゆりに渡せれば
また元の関係に戻れると信じてた
それが…
そんな甘い考えをしてた俺が馬鹿だった
掲示板に載せたのがゆりで
それで平気で俺がいじめられてんの
影で笑ってたことが信じられなくて
それであんなふうにゆりが
俺のこと思ってたとも知らなくて
…これ以上ない屈辱とどん底に落とされた気分だった
あんなに愛し合ってたのに
結局俺に何も聞いてくれないで
影で俺を陥れた
聞けなかったのかもしれない
そのタイミングを逃してしまったのかもしれない



