翔は、信じられないと言った顔で、 私をみた その顔は、信じられないくらい端正な顔立ちで、さらに、とっても冷酷だった 「こっちだって、お前の顔なんてもう見たくねぇんだよ!」 私の知っている翔じゃない 悪魔の顔 だけど、うっとりするくらいかっこ良くて… クラス中が、静まり返った ヤジ達も、さすがに誰も何も言わなかった 翔は、カバンを乱暴に持ち、 目に涙をうかべながら、 女なんかもういらねぇよ と吐き捨て、教室を出て行った