「てめぇ!いい加減どっちかにしろやっ」 ヤジ馬達が声を荒げた 「あけてみて。」 それとは逆にとても冷静な翔の声 久しぶりに触れた翔の手は 冷たかった おそるおそる中を見た 「......ぇ....」 そこには、名前が入った ピンキーリングがあった うそ... あたしのために... 「掲示板の奴と選んだ。俺、いつかお前にこういうのあげたくて、だけど選び方もわかんねぇし、女の好みもわかんねぇから、親父の後輩につきあってもらった。」 え.... 「信じてくれ。」