やっぱり、

しょうさんの心は、身体は…

ちゃんと覚えてて起きてくれたんだね。


わたしの誕生日を必ず祝ってあげる、

１９年間で一番思い出の日にしてあげる、

そう約束してたもんね。

わたし信じてたんだ。

ほんと、よかったぁ！


…でも、写真と違ってがっかりしたでしょ？

彼女が笑いながら言う。

弟は首をふって応える。

メールや電話で感じていたイメージ、

そのまま、だよ。

みおちゃん、らしい。

だから…

ぼくにはすぐわかった。