「姉ちゃん...」
「何?」
「そんな怖い顔しなくてもいいじゃん...
友達帰ったから、部屋から出ておいでよ。」
そう、私の弟春輝の友達はなぜか、春輝の部屋ではなく、
いちいちリビングにいる。
迷惑な話だ。
で、私は春輝に友達が帰ったと聞いて、部屋から出てきた。
「姉ちゃん..本当人嫌いだね..」
「まあね..」
自慢になんてならないけど、私はやっぱり人が嫌い。
弟にはなんだって言える。
信じられたのは弟だけだから。
親なんてもう何年も会ってない。
私らを平気で捨てる親なんて親じゃないから。
離れてやった。
親戚は私たちのことを気に入ってくれていたし..
引き取ってくれた。
そんな親戚のところでも私はしゃべろうとしなかった。
全部言ってくれたのは春輝。
必死になって私に話しかけようとしてたけど、
それを止めてくれるのは、春輝。
本当嬉しい。
さすがにうざかられたとおもうけど、親戚の人は
いつも笑顔だった。優しかった。

