名無しのノート


お兄ちゃんへ

これを読んでるころには、わたしはいないよね。
まず最初にごめんなさい。本当にごめんなさい、ごめんなさい。
でもね、無理なんだ。
お兄ちゃんはいつもわたしを気遣ってくれたね、ありがとう。
でも、無理なんだ、悔しいけど。わたしの何がいけなかったのかな?わたしはこの世にいちゃいけないのかな?

親友は捲き込みたくなかった。でも…捲き込まれてた。泣いてた。わたしのせいで泣いてた。お兄ちゃんとわたし、似てるんだね。わたし、気づいてたよ?
お兄ちゃんも…いじめられてたって。


僕は心臓が止まるかと思った。