☆徹Side☆




シイが俺を庇って殴られた時、まるで貧血の時みたいに視界が真っ白になった。


風邪で休んでてここには居ないはずのシイ。


絶対キツいのに…



そんなシイを見て


やっぱりシイは手離しちゃいけない、

シイをもう二度と傷つけちゃいけないと思った。




そんなシイはそれでも俺に何かを伝えようとして…


倒れそうになった。




でもその時に俺の自然に体が動いたんだ…



俺はそのままシイを抱き抱え、俺の家に連れた。


本当ならシイの家に連れて行った方がよかったんだけど、鍵がどこにあるか分からなかったしシイの家は比較的遠いからやめておいた。