「ヤバイ!!! 朝練遅れちゃう~」 焦るあたしを横目に、沙耶は笑った。 「またドラマみてたの? それで寝坊したってわけ」 部活に入ってない沙耶があたしと同じ時間に登校するのには理由がある。 沙耶は早く言って勉強すると言うけれど、 本当はあたしが遅刻しないため。 双子みたいにして育ってきたあたしたちは、 毎日支えあいながら生きていた。