「はい?それこそバカでしょ。止めて」


わざわざ夢を食事に招いて……もしかして俺、確かめたかったのか?

この家を見ても、夢は夢であることを。


そして、その結果は、そんなバカな俺でも分かる程明らか。


フラれてるのに、何で俺は笑ってんだろう?


どこにもないと思ってた“絆”を、夢とも築いていけたらいいなと、本気で思う。




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「夢ー!」


今日も足しげく夢の教室へ通う。


「……うるさい。大声出すな」


どんなに冷たい反応でもめげたりせず……。