**** 「お帰りなさいませ。誠二郎様」 「コイツが電話で話した夢。夢、家のことはこの坂本に聞いて」 うげー。 まさか、家がこんな金持ちだとは……。 豪邸に執事? これじゃ尚更、悩みなんかないでしょ。 「失礼ですが夢様。誠二郎様と仲良くなられたのは最近のことでございますか?」 え?仲良くなったというか、まとわりつかれてるだけだけど。 「話すようになったのは最近ですね」 「やはり。左様でございましたか」 アイツと違って、坂本さんは優しく笑った。