お皿にテンコ盛りの料理を、自分の取り皿によそって食べる。 そんな食事も外食以外ないし、 何よりも会話の多い賑やかな食事は初めてだった。 家では、あんまり喋らない。 喋りだすといつも成績のことや、食事マナーが少しでも悪いと煩くいわれることが多い。 「吟ももっと喋りなよ!」 「え、でも食事中だし・・・」 「今はそんな堅苦しい時じゃないんだから! 吟の話も聞きたいし」 「そうだぜ!」 明は、僕のお皿に色んなおかずを山盛りにのせる。 「それに・・・ちゃんと食わないと体力もたねぇぞ!」