そんなことを考えながら 私が暮らすアパートまでの道のりを歩いた。 小さな公園の横を通りすぎる。 昼間は小さい子たちで賑わっている公園も 夜は真っ暗で少し気味が悪い。 ぼんやりとした街灯が一本だけ、煌々と光っていた。 すると ガサッ ガサッ 何かいるような音がして振りかえると 少年が座っていた。 その顔をみて、 私は はっとした。