君に出会わなければ…







ここまで言われるとは思っていなかったのだろう。




後藤さんはもう半泣き状態だ。




いい大人が、15歳に言い負かされるようなことをするってどーなのよ?




「申し訳ありません‼︎お許しください。」




そう言って頭をさげる後藤さん。




そんな彼女と私の間に誰かがたった。






「茉莉、いい加減にしなさい。


どうしたっていうの。」




お母様だ。





この人はこの状況で自分の娘を叱る気か。




呆れた。



あんたにも容赦なく言えるよ、今なら。





「お母様が3年前にやったことをしたまでです。




あの時辞めた家政婦さんは、私つきの方でした。




とても優秀で、いつも優しくて、私のことを1番に考えてくれる人で。



なのにお母様は自分の腹の虫どころが悪いからと、八つ当たりをして、彼女を解雇したんです。



私の断りもなく。



だから私も同じことをします。」