私の、質問なのかもよくわからない問いかけにら後藤さんは私の目を見ることすらできないらしく、
「はい、聞いております。」
と答えて下をうつむいてしまった。
「それじゃあなんで、お母様に無駄足になるようなことをさせたの?
私がなんのために、あなたに直接伝言をさせたかわかる?
説明しようか?
あなたがお母様をとめて、私を1人にさせるっていう仕事を、してほしかったからなの!こんな説明を、私はいちいちしないといけないの⁉︎
もっと説明しようか?
誰も通さないって言ってさ、木村さんたち以外で、あなたたち家政婦さんたちが部屋に来ないのは当たり前だよね?
出入り禁止なんだから。
じゃあ部屋に来られる人で考えられるのは、お父様とお母様と奏志郎くらいだってわかるよね?
それで今いるのはお母様だけ。
なら誰を通さないでって言ってるかすぐにわかるはずじゃない?
たったそれだけのことをどーしてできないわけ?」

