君に出会わなければ…







溝口が部屋を出て行き、モナと二人きりになると、疲れがもう止まることなく押し寄せてきた。


(くるしい。)


じわじわと、胸にいつもとは比べ物にならない痛みが現れ始めた。


時間が経つにつれ疲れと一緒に、痛みも比例してどんどん強くなっていく。



膝に乗っていたモナも、私の異変に気づき起き上がった。



「モナ、大丈夫・・・。」


今は取り合えず安静にしていたい。

モナもそれをわかってくれたのか、さっきのように吠えず、私のことを心配そうにじっと見つめている。