とんでもない事を言った自分。
言った後の事は正直よく覚えてない。
つかみ掛かってき奏志郎から、動けずにいた私を溝口が守ってくれた。
おじさんが車をもう一台呼んで、奏志郎とお母さんは先に帰った。
車が来るまで、別室でお母さんと過ごした。
お母さんは涙目で私に何度も謝っていた。
私は放心状態で、「大丈夫だから。」とひたすら言っていた。
お母さんをなだめるためなのか、自分に言い聞かせていたのかわからない。
なぜお母さんが謝ってるのか、考えなくてもわかる。
私がなぜあんな事を言ったのか、わかっているからだ。