「先生、1年はこっちで過ごしたいです。
高校にも行って、今までできなかったことをしたい。」
突然の宣告を受け入れられたわけではない。
でも、もうどうすることも出来ない私に今できる事は、前向きに進む事だけだ。
「わかりました。
1年こちらで過ごす条件として、週に1回必ず通院することを約束して下さい。
来年の11月にアメリカへ行く事になると思います。
あちらの病院とコンタクトを取りながら、この1年間は私たちが責任をもってケアしていきます。
茉莉ちゃん、一緒に頑張りましょう。」
そう柚葉のお父さんは笑顔で言った。

