部屋が一瞬、沈黙に包まれた。
今みんなどんな顔をしているのだろう。
私は周りにいる人たちを見た。
お父様は、膝に置いていた私の手を強く握って、いつもと変わらない、何を考えているのかわからない表情のまま、柚葉のお父さんを見ていた。
お母様を見ると今まで見たことがないくらいに、涙で顔がぐしゃぐしゃでハンカチで顔を押さえて、私の肩に顔を埋めていた。
溝口は下をうつむいて、手をギュッと握りしめていた。
高城先生は、私をジッと見つめていた。
柚葉のお父さんは、数秒自分の膝に置いてあるタブレットに映し出されている私のカルテをジッと見て、顔をあげた。

