君に出会わなければ…







「そうですね。




そのお話を早くしなくてはいけませんね。




私の部屋に移りましょうか。」





そう柚葉のお父さんが言うと、看護師さんに「こちらです。」とエレベーターホールへ案内された。






エレベーターに乗ると、院長室は最上階のようで、1番上の階のボタンを押す高城先生。







エレベーターには私の他に、お父様とお母様と、柚葉のお父さん、高城先生、溝口だけが乗って、後ろに続いていた先生たちは、エレベーターの前で立ち止まり、お辞儀をしてドアが閉まった。







「こんな混んでる日に、先生たちの時間を取らせて悪かったな。」