後藤さんは下を俯かながら、今までしてきたことへの謝罪と、仕事を続けさせてほしいと。 「今までのようなことは絶対にしません。 なのでお願いします。」 そう言った頭をさげる後藤さん。 「茉莉の好きにしなさい。」 そう言って後藤さんの処分は、お父様から私に一任された。 まあ、木村さんたちは嫌がるだろうが。 「じゃあ私付きの家政婦さんってことで、木村さんの指示に従ってください。 溝口、木村さんたちに伝えて。 仕事内容はあなたたちに任せるからと。 今日からよろしくお願いしますね、後藤さん。」