君に出会わなければ…

「すぐに皆さんに伝えてきます!」





そう言って部屋から出て行くと、すぐ外にいたらしい木村さんが入ってきて、水を持ってきた。





「お嬢様、お加減はいかがですか?」





坂本さんよりも落ち着いている木村さん。





私の体を起こすのを手伝ってくれて、水の入ったグラスを渡してくれた。





「今は平気。少しだるいけど。」





体のダルさは少しどころではないが、これ以上は心配をかけられない。




考えるより先に言葉が出た。




「お嬢様…」




木村さんが何かいいかけた時、部屋のドアが開いた。