それいがい、何がある? 何を求める? 「…愛里以外の女なんて、興味ないしね。みんな同じ」 そういって、優奈から立ち去る。 小さく呟いた言葉。 けれど俺の本心。 愛里の笑顔がみたいから、どんなことでもするよ。 愛里を守るのは俺だから。 なんとなく優奈と愛里を、近づけたくない… はぁ、と息をはく。 寒い…な。 白くなった息をみて、なぜか胸が切なくなった。