無添加少女

入学二日目。

あたしはドキドキしながら教室のドアの前に立つ。

あたしの一番のコンプレックスは、一重マブタ。それを隠すためにしていた眼鏡。

それをリョウとやらに奪われた。

しかもしかもしかも!!

パンツ見られた。

ブルマだけど。

アレ、あったかくて履き心地最高なんだよなぁ、じゃなくて!!

パンツ見られたの恥ずかしい。

ほんとにほんとに恥ずかしい。


だったら、変装してあいつらにあたしってバレたくない。

あたしは、スカートを短くして、髪を結んで、アイプチをして二重にしたのだ。

これで、あたしってバレないよね?

バレない…と思いたい。


「うわっ!!」

昨日の男の声がした。

あたしはビクビクしながら振り向いた。スカートを思わず押さえたのは言うまでもない。

どうやらパンツのリョウはいないようだ。ホッとしたのもつかの間…。

「まじチョーやべぇ…」

やっぱりバレたのかな…

「俺めっちゃ好み!!!」


…ハイ???