冷たい雨に咲く紅い花【後篇ーside実織ー】


紅くて、
何もかもが紅くて、



「うっ…っく」

吐き気と頭痛で、
おかしくなりそうーー


崩れる様にその場に座り込むと、


「実織!見るなっ、もう、何も見るな!」


体も心も崩れた私を、
ジュン兄が、

強く、


強く、
抱きしめてくれた。