『…あぁ、準君?オレ吉水だけど、キミ今どこ?』 突然鳴ったケータイにでて、驚いた。 自分の部屋で、 借りてた洋画のDVDを観てるうちに眠ってしまいそうなところだったこともあるが、 電話の相手が意外過ぎる、 というか、 予想もつかない人だったから。 「ーーえ?吉水?って、あの病院の?」 ぼーっとする頭で、その声の人の姿を思い出す。 紘夜がしばらく入院していた、あの病院の医師。 綺麗な容姿に白衣は似合っていたが、 一見、医者には見えない、あの男だ。