追いかけたかった。 こんな時だから、 一番近くにいたかった。 だって、 約束した。 〝一緒に行こう〟 そう、 約束した。 なのに… 「……っく、うっく…」 何も出来ない自分が悔しくて、 何も出来ない自分に腹が立って、 強く、 唇を噛み締めて 強く、 掌を握りしめて 私は声を殺して泣いた。