私たちは、朝ご飯を食べ、着替え、歯を磨き、学校に向かった。
『今日は、テスト返すらしいぞ。まぁ、頑張れ。』
といい先生が言った。
今さら、何を頑張る?!
一時間目終了。
『難波テストど……』
私は、テストの結果を難波に聞くために横を見ると、難波は私の知らない女の子と話していた。
『幹斗、テストどうだった?』
みきと………?
『微妙。咲は?』
『微妙とか言いながら、いっつも幹斗いいじゃん!!私は、95点。』
なんでお互い呼び捨てなの?
なんで笑顔で話すの?
ズキッ。
胸が痛い。
難波………。
『いいじゃん。咲。俺、94点。まぁ、数学は負けねぇけど。』
『あはは。幹斗は負けず嫌いだね。ん?初めまして、神崎 咲(かんざき さき)です。』
といい、神崎さんは、私に話しかけた。
『はじめまして………天草 南です………。神崎さん。』
『よろしくね南。咲でいいよ。』
神崎さんは、背が高くて、細くて、髪はちょっと巻いてて、二重が可愛くて、口も綺麗な形で………
『ありがとう……』
『大丈夫?なんか、元気ないけど…………』
『平気。ありがとう。』
『そう?じゃあ、なんかあったら何でも言ってね。』
『うん……ありがとう。』
咲は、ニコッと笑い席に戻った。
咲は、とってもいい子だ。
私にはかなわない………