次の日の昼休み。

また配膳室から戻った時に、亮太くんが降りてきた。

そのときはあいかわらず、目はあわなかった。

あたしは少し痛む心を抱えながらも、亮太くんとすれ違った。

『はぁ…』

思わずため息が漏れた。

そんなあたしとは裏腹に真帆は3階から降りてきた輝先輩を見ては、はしゃいでいた。

真帆「ねぇ、BOXいかない?」

真帆はそう提案してきたけど、BOXには給食前にいったばかりだ。

だけど真帆は輝先輩となにか話したいのかなって思ったから承諾した。

あたしと真帆が階段をおりようと近づくと、亮太くんが階段をあがってきた。

また目があわないんだろうなぁ…、って思いながらも亮太くんを見てしまう。

すると、亮太くんと目があった。

え、

あたしは思考が停止した。