『だって卒業式で亮太くんのこと諦めるし』

それに第2ボタンなんてもらったら、諦められなくなるから。きっと。

真帆「諦めてももらっておけばいいじゃーん」

『そーゆうことじゃないんだよ』

真帆「どーゆうことよ」

『さぁ?』

真帆「なにそれ(笑)」

あたしだって、こんな想い言いたくない。

だってもう決めたから。

1度決めたことを曲げることはあたしの主義に反するから。

どんな主義だよ…っていうツッコミはうけつけません。

真帆としゃべっている間にいつのまにか給食を食べ終えていた。

食器を片づけて、ごちそうさまの挨拶をして、1階の配膳室に運んだ。