ピンポーン 自分の気持ちとは正反対に暢気なチャイム音が響く。 一人暮らしのこの家に、私以外にかわりに出てくれる人はいない。 私はのろのろとベットから這い出て玄関へと向かった。 「……はい」 「どもーっ。宅配便でーす!」 サインをお願いします、と差し出された紙に判子を押し、受け取った控えにかいてある差出人の名前に目を見開いた。 「悠、都…………」 悠都。 ――――――彼の名前