「彩夏、俺はお前の事が好きだ」



は?




なに?あんたの好きってなに?



どうせうわべでしょ?




「うるさい………」




怒りに溢れた涙は止まらない―――― 



「頼むから訳を聞いてくれ!!」


「黙れ黙れ黙れ!!!!!!!!言い訳なんか聞きたくない!!!!


あんたなんか大っ嫌いだ!!!!!!


嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ…!

もう二度と話かけるな!!」




私は走って屋上から出ていこうとした



バシッ




琥太朗に腕を掴まれた




「さっ触るな!!」


私は必死に振り払おうとしたが、女が男の力に勝てるはずがなく…




琥太朗に抱き締められた