舞う蝶と聖なる龍

「んで?千尋はなんでここにいるんだ?」


やっぱり気になりますよね。


「何か見られた」


「見られた!?」


「うん。だからサボリ」


でも何で見られたんだろ。


そこがよく分かんないんだよね~。


別に見られるのは慣れてるんだけど、この姿であんなに見られるのは初めてのことだし。


あんまり目立ちたくないんだけどな〜。


「そうか」


「でもサボるなら言ってよ~!僕、教室で待ってたんだよー!?」


そう言って近づいてくる遥。


頬を膨らませてる。


…うん、すごく怒ってるのはわかるんだけど、頬を膨らませているのがまた可愛いね。


「ご、ごめんって…。みんないると思ってたし…」


「ぷぅ…。今日だけだからね」


「うん。ありがとう」


お礼を言うと、遥はニコリと笑った。