私は、外の世界を知らない。 外に広がる青空も、海も。 ただ私は白い壁を見つめ、 時々本を読み、 ただただ外の世界への幻想を広げるだけだった。 退屈。 もう、いっそのこと死んじゃいたい。 苦しい。 友達がほしい。 いつか誰かが私をこの部屋から連れ出してくれないかな。 そんなことばかり考えていた。