───次の日。



未海ちゃんに昨日のことを伝えると、


「はぁ!?あいつふざけてんの!?」


と、キレてしまった。


「どーせあいつ、1人で帰ってるんだから一緒に帰るぐらい良いじゃんねぇ?」


「あ……うん。」


やっぱりショックだなぁ……。


「あいつほんと何なの!?………でも、由那。」


未海ちゃんが私の手を握る。


「諦めちゃ駄目だよ!!こんなことで諦めてたら恋なんて叶わないよ!!」


私の目を真っ直ぐに未海ちゃんが見つめる。


───そうだよね、こんなのでくじけてちゃ駄目!!


「うん!!」


絶対に蓮を振り向かせる!!