私の家から遊園地は徒歩30分ぐらい。 意外と近いんだよね。 「あー……今日も寒いね……」 「そうだな…」 すると蓮は私の手を取って、自分のコートのポケットに一緒に入れた。 「れ、蓮……?!」 あまりに突然で、顔の温度が上昇する。 「……こっちの方が少しは温かいだろ」 「うん……っ!!」 私は蓮のポケットの中で蓮の手を強く握った。