鞄を置き、ベッドに座ってボーッとしていると部屋のドアが開いた。 「蓮………?」 「……ごめん。ちょっといいか?」 蓮の言葉にコクリと頷く。 そして蓮は私の隣に座った。 「あのな………今日はごめん」 「えっ……?」 いきなり謝られて驚きを隠せない。 「俺………全然お前に何もしてやれてない」 蓮は悲しそうで悔しそうな目をして、俯いた。 こんな蓮、初めて見たかも……