私、先輩と話すの今までこんなに緊張してたっけ? てか、何話してたっけ? 頭の中で、1人ぐるぐる考えてる。 「あ、あの、その…」 「?」 どうしよう…。 「誠ーッ!早く並ばないと、先生に怒られちゃうよー!」 「あ、奏が呼んでるので」 ダッシュで奏のところに向かう。 あぁ、恥ずかしかったッ!! 暑い頬に当たる風が気持ちいい。 「遅いよ誠ー!で、先輩と何話してたの?」