先輩の少し低めの体温に、安心する。 すごく、私は先輩と付き合ってるんだなぁって実感する。 横を見ると、大好きな先輩の横顔。 前より、先輩のことを近くに感じる。 この時間は、本当は夢なんじゃないかってくらい幸せで。 この時間の、一瞬一瞬を、大切にしたいな…。 自分の決意を確かめるように、私は先輩の手をきゅっと握り返した。