私と先輩。

なぜか、顔を赤くして照れている田島さん。


「…？」


「えっと…最勝寺さん？だっけ」


「あ、はい」


呼び方も、先輩と同じだ、なんてのんきに考えてる。


「最勝寺さん、カワイイから…。あんまり見つめられると、俺恥ずかしいな」


「あ、なんか、すみません…」


とりあえず、謝っておいた。


「なんで謝んのー？最勝寺さん、面白いねー♪」


ケラケラと、楽しそうに笑う田島さん。


…私、なにか笑われるようなことしただろうか？