2人は、ホントにお似合いで。 委員長は、本当に幸せそうな顔をしていた。 隣りに座っている柏崎先輩も、今まで私に見せたことないような表情で。 「っ」 そのまま、私は屋上を飛び出した。 階段も、数段飛ばしで駆け下りて。 泣きそうになったのを、必死にこらえながら必死に走った。 「っ、はぁ、はぁ…」 気付いたら、私は校舎裏に来ていた。 「…はぁー」 ズルズルと、壁にもたれかかってため息をつく。