「あの、相談に乗ってくれてありがとうございました」 「いえいえ♪俺も楽しかったから、気にしないで」 結局、相談したあとは2人でお昼を食べた。 「んー…誠ちゃんは、青春中だねぇ」 「はい?」 「あ、なんでもない。こっちの話~」 ニヤニヤと笑って、佐野先輩はもぐもぐとサンドイッチを食べていた。 お昼を食べ終わったあと、もう一度先輩にお礼を言って、私は屋上をあとにした。 今度、何かお礼しなくちゃな…。