近くの本屋に着くと、私たちはお互い探したい本を探し始めた。 私は、大好きな作家さんの本の最新巻が出ていたので、それを探していた。 「…誰もいない、よね?」 周りに知り合いがいないのを確認して、レジへ向かう。 なぜ、私がここまでするかと言うと…。 「980円でーす」 店員は間の抜けた声で、価格を言う。 丁度を渡して、急いで本をカバンにしまう。 私が買ったのは、西東アキラさんの『飴玉』という本。