ね?っと言うと、なぜかひなたちゃんは泣きそうな顔になった。 「あ!私、なにか気に障ること言った…?」 「あ、ちがくて…。嬉しくて、つい」 エヘヘと笑うひなたちゃん。 「そっか。あ、私ここらへんだから…。ひなたちゃん、帰り大丈夫?」 「はい、大丈夫です。あの、ありがとうございましたッ!」 そう言って、ひなたちゃんは人ごみの中に消えていった。