「起きないなら仕方ないわね」

フフ、と望月先生は不敵な笑みを浮かべ腕捲りをした。

何する気?!

すると望月先生は両手で寝ている倉田くんのほっぺたを挟み、両手を大きく広げ、パン!といい音がなるほどおもいっきり両手で叩いた。(って言うのかな?)


「っいってー……」

さすがに倉田くんもお目覚めのようで。

倉田くんの両方のほっぺたは真っ赤に腫れていた。

これは……痛いだろうなぁ……。


「おはようございます。倉田くん出席ですね」

望月先生は笑顔で出席簿にチェックした。