「?!」 莉子の顔が真っ赤になった。 「どした?」 「や、なんでもない!なんでもないの!!」 「顔赤いよ?」 「赤くない赤くない!!気のせい気のせい!!」 莉子は必死に否定した。 「あたし、トイレ行ってくる!!」 「お、おう」 俺は莉子を見送った。 ……やっぱやらかしたなぁ俺。 今思えば付き合い始めて1日も経たない間にキスは早すぎたよな。 さっきのだって、よくよく考えたら間接キスなワケで。