何年たっても… 人生初の指輪はもう、もらえないんだよ。 ほんと、乙女心わかってないな… わたしは、体を支えきれない。 このままじゃ落ちていく。 やっぱり、やつの思い通りか… ま、いいよ。 この指輪と一緒ならね。 わたしの身体は宙に投げ出された。 わたしは落ちていく。 指輪をぎゅっと握りしめる。 これが、わたしの遺品になるなら… わたしは、きっと幸せだったんだ。 落ちる速度がだんだん加速。