幕末桜

(はぁ…。これからどうしよう…)

気づいてしまったこの気持ち。

今まで恋をした事なんてなかったから、どうして良いのか分からなくて。

「斎藤さぁ〜ん…。私どうしたら良いのでしょうか…?」

「…己を信じて行けば必ず道は開ける…」

「…そうですね…っ!ありがとうございます!斎藤さんっ!」

「…一で良い」

「え?あ…、じゃあ一さんって呼ばせていただきますね!!私の事も蝶って呼んで下さいっ」

「…あ、あぁ…。蝶、だな…」

「はいっ!」

(照れてる斎藤さん…、初めて見た…)

なんだか斬られてから、皆さんと前よりもっと近くなった気がする…。

「…蝶、そろそろ飯にしたらどうだ?腹が減っただろう。それに皆も心配している」

「あっ!はい!!行きますっ」

私は足に掛けていた羽織りを持って斎藤さんと部屋を出た。

賑やかな部屋。

「…平助…、この魚もーらいっ!」

「あぁーっ!!その魚は最後に残しといた大事な…」

「はっはっはっ!残念だったなぁ、平助!」

「ひっでぇ…」

「…あぁ、もう!平助、新八っ!てめぇらは黙って食うっつう事を知らねぇのかっ!!黙って食え!!黙って!!」

「へーい…」

「…ったく…なんで俺まで…」