幕末桜

(ふぅ…)

沖田さんが部屋から出ていくと私は大きくため息をこぼした。

本当は体なんてだるくない。

久しぶりに皆さんと食べたかったけど……

今は無理…。

だって今…

わ、私沖田さんに……。

抱きしめられてた時はなんとか冷静だったけど…

今改めて考えてみると、恥ずかしくて死にそうになる。

沖田さんの顔見ると赤面しちゃって皆に余計な心配をかけちゃうから…

あぁ…。でも本当恥ずかしい……。

でも沖田さんはなんとも思ってないんだろうな…。

(あぁ…。お腹すいたなぁ…)

久しぶりに斎藤さんの手料理食べたかったよー。

「…蝶ちゃん、起きているか?」

(うおっ!斎藤さん…?)

「はっはい!起きてます…けど…?あっ、どうぞ入って下さいっ」

「失礼する…」

「斎藤さん、どうかしたんですか?」

「あぁ、総司からまだ体調があまり良くないと聞いてな…。昼間我ら少し騒ぎすぎたのではないかと…」

「あぁ!そんなの気にしないで下さいっ!むしろ元気になりましたし!お忙しいのに…、ありがとうございました」

「ならば良かったのだか…。どうだ?夕餉は食べれそうか…?」

「はい!…でも…、その…」