「……なぁ」

「はい?」

「何で俺、ここで寝てんの?」

「は!?まさか、覚えていないのですか?」

「うーん……。微妙……。気分が悪くなって、それから……」

「倒れかかったところを、私が間一髪で抱き止め、途方に暮れた挙げ句、仕方無くここに連れて来たんですよ」