「J!J!しっかりして下さい!!」


何度呼び掛けても、何度揺すっても、Jの意識は戻らない。

どうも様子が昨晩と違う。

俺は、自分の腕の中でぐったりしているJを見る。


額にはうっすらと汗をかき、顔は青白い。

身体の力は完全に抜け、重みが伝わってくる。